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January 08, 2009

新春に思うこと

 明けましておめでとうございます。
 良いお正月を迎えられたでしょうか。
 派遣村に多くの人たちが来たことに思いを馳せる時、派遣村だけでなく、苦しいお正月を迎えた方たちが多くいると思います。そのことに思いを致し、今年は1月5日からの早期の国会開会で、第二次補正予算を速やかに成立させたいと思います。

 野党は、定額給付金は第二次補正予算から切り離せ、2兆円あったら他に子育て、教育、学校関係など使うべきではないか、と主張していますが、第二次補正予算においては定額給付金だけでなく、様々な「生活対策」および「生活防衛のための緊急対策」として4兆8480億円を計上しているのです。
 例えば、学校等の耐震化に1600億円。これは子どもが安心・安心に学べ、何かあった時の地域住民の避難場所になるだけでなく、多くの雇用を生みます。
 その他、介護従事者の処遇改善と人材確保、出産・子育て支援の拡充などの対策費として5177億円、資金繰りに苦しむ中小・小規模企業を支援するためのセーフティネット貸付や緊急保証枠の拡大などに5048億円、高速道路料金の大幅引き下げなど地域活性化対策費に7546億円、住宅投資の促進や学校の耐震化など住宅投資・防災強化対策費に2393億円、地方公共団体支援対策費として6千億円、雇用情勢の悪化を受けて、緊急雇用創出事業の創設費などに1600億円等が盛り込まれています。
 その一部として、定額給付金を実施するための家計緊急支援対策費に2兆395億円を計上しているのです。

 現実、私の周りにも「スーパーマーケットには値引きのある閉店間際に行くの。だって食料品も高く、ボーナスも減額された」という方も多いです。
 原則1万2千円、そして18歳以下、65歳以上には8千円加算の給付を受けたら、「いつもは体に良いと豚肉を食べているけれど、その時には牛肉のスキ焼きを楽しみにしているわ」「給付金を手にしたら、いつも我慢しているお酒好きの夫に焼酎をつけられるわ」また「クリスマスにも新年にも、子どもに我慢をさせたけど、オモチャを買ってあげる」等々とささやかな喜びを楽しみにしている方々が沢山いられるのです。

 現実は貯金にまわすゆとりがないのが庶民の生活ではないでしょうか。
 給付金は実質国内総生産(GDP)を0.2%程度押し上げる効果があるといわれていますが、私はそれ以上の景気浮揚の効果があると思っています。そして何よりも、ささやかであろうとも、夢や希望が湧いてくるではありませんか。
 私は落ち込む時、八方ふさがりだと絶望する時、まずゆっくり寝ること、導眠剤を使用しても、まずは熟睡するのです。寝不足だと思考停止になります。ゆっくり寝るとまた新たな展望が開けます。
 マーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラは絶望の中で「明日がある。明日考えよう」と叫んで終わります。読者に未来を感じさせて、私の大好きな結末です。
 あの一言がないと救われません。そしてもう一つは美味しい物を食べること。食いしん坊の私は美味しい物を口にすると、生きている実感を持ちます。

 現実に、長崎県の佐世保市では口座振込みや現金支給に加え、給付額を1割増しした地域クーポン「させぼ振興券(仮称)」でも支給するよう検討しているといわれています。
 今までも、プレミアム商品券は55箇所で配布されました。
 岩手県の雫石市は、6千円の商品券を5千円で発売したところ、何と4時間で6千万円分が完売したとのことです。
 地域に丸投げといわれていますが、地域の裁量の中で色々な叡智と工夫を出してほしいのが、この定額給付金です。
 自治体が地域振興券を創設するのも良いでしょうし、それこそ腕の出しどころではないでしょうか。

 また私は終始一貫、消費を浮揚することが必要とも言っていますから、堂々と2万円(歳が分かってしまって言いたくありませんが、すれすれ2万円頂けるのです)を頂きます。
 これは、ケチママを返上して子どもたちと焼肉を食べにいくつもりです。またせっかく政府が2万円を支給してくれるのですから、これだけで済ますのは申し訳ないので、それにプラスして二人の子ども並びに長女の子どもたち、計4人に必要なもの、役に立つものをプレゼントしようと思います。
 小学3年生の娘(?)は今スケートに夢中で、クリスマス、お年玉、5月のお誕生日をまとめてスケート靴をプレゼントしてほしいと迫っています。渋っている私ですが、これも内需拡大の一環です。頑張って娘を喜ばせましょう。

 私の友人はこんなことを言っています。
 「私は夫婦で4万円頂ける。生活にゆとりがあるけれど、子どもたちは子育て真っ最中のペーペーのサラリーマン。だから、この4万円を原資に私たち夫婦がお金を出し合い、子どもたちにプレゼントをするつもり。子どもたちはそれを当てにしてベッドを買うとか、一泊の旅行に行くのを楽しみにしている。親子の絆も深くなり、景気も良くなるし、早く支給してほしいわ」
 反対している野党の人たちも、これを機会に多くの国民が潤い、景気が浮揚することに積極的に賛同してほしいです。もし反対するならば、何でも足を引っ張るのが好きな人たちと言いたいです。

 私はこの話が出た時、1999年の地域振興券を思い出し、本当は地域振興券が良い、と心の中で叫んでいました。あの時、多くの国民が喜びながら、マスコミが反対していたことを思い出し、声を上げる勇気が持てなかったことに忸怩たる思いを持っています。
 支給されれば必ず皆様に喜んでいただけると思っていますし、ゆとりある人はこれを原資として経済対策に結び付けてほしいと思います。
 総理も遠慮することはありません。素晴らしい法案をつくったのですから。給付金の10倍の買い物を秋葉原でして、アキバや国民のみんなを喜ばせて下さい。それが景気浮揚に結びつくのです。

 郵貯は1500兆円あるのです。将来が不安だからといって貯金をしていたら、なお経済はまわらなくなります。せめて、その1%でも使ったら、これは14兆円。経済が循環し、活性化を呼び、早い景気回復のきっかけになると信じています。

 多くの首切りをした自動車企業も、もう一度思い直し、ワークシェアリングということを言っていますが、企業留保があるのですから、こういう時こそ、それを使うのは当然のことです。それが大企業の使命と責任だと思います。
 単年度で収支を見るのではなく、赤字の時こそ従業員を保護し、共存共栄していくためにこそ内部留保があるのです。減収なのに株主に増配というのは肯けません。企業はもちろん株主のためにあるのですが、それ以前に社会のためにあると思います。
 この不況の中、みんなが苦しんでいるのに、分かち合うのは当然のこと、減収なら増配がなくても株主は納得してくれるのではないでしょうか。共存共栄という言葉を今再び思い起こしています。

 5日に財務大臣の財政演説、6日には代表質問がありました。
 代表質問の中で自民党の保利耕輔さんが「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」という中国の言葉を挙げられ、このような困難な時代にこそ、それを切り拓いていくという堅固な意志が日本を率いていくリーダーには必要不可欠ではないかと話されました。

 私は昨年来、各地の国政報告でこの言葉を紹介しています。
 この言葉の出典は、後漢の光武帝が激闘したときに、ほかの兵士が皆逃げ去るなか、ある一兵士が最後まで残って戦ったことに由来しており、激しい風に吹かれて初めて、勁(つよ)い草であるか否かを知ることができる。転じて、困難に遭ったときこそ人間の真価がわかる、「いざ鎌倉」のときに本物の人物か否かが明確にわかるという意味です。
 私が尊敬する方もこの言葉を大切にして、逆境の中、今日まで乗り切ってきてこられたと言われ、私もこの時こそ「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」という心で不況を乗り切っていきたい、という話をしてきました。

 皆が心を合わせ、党利党略でなく、政治家として、この困難を乗り切ることが必要です。
 難癖をつけるのではなく、もっと建設的にそれぞれの叡智を出し合い、国民の為に役に立つ政治家でありたいと更なる決意をしているところです。

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