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December 14, 2013

顔見世に行きました

 久しぶりにブログを書きます。
 北朝鮮に生まれなくてよかったとしみじみと思いました。あっという間に親族のNo.2が殺されてしまう。それも機関銃で殺すという残虐な行為。ほんとうに恐ろしく、心が塞ぎました。

 そのなかにあって、心に明るい灯がともりました。南座の顔見世に行ったのです。坂田藤十郎さん、御年82歳にもかかわらず、道行ではなんともいえない艶っぽさがあって、それは一重に日々の努力の賜物とあらためて芸の深さに素直に感銘しました。
 中車も頑張っているので、私は声援を送りたいのです。中車のあのいかつい顔は全く私の好みではありませんが、48歳にして未知の世界の歌舞伎に入り、全力でがんばっている姿、声援しないではいられません。
彼はもともと、芸に熱心で、俳優としてもその役にのめりこみ、研究し、いつも卓越した演技をしていました。でも映画俳優と歌舞伎の世界は全くといっていいほど修行においては異なると思います。小さい時からその世界にいて、肌で覚え、日常生活のなかで修行をしてきたその積み重ねを身に着けているひとたちに伍して、ひけをとらない演技をする。並大抵の努力ではかなわないとおもいます。中車は、それをやり遂げようと、精進している感じが伝わってきます。がんばれ中車、と思いながら見ていました。
 夜の部は、合計一時間二十分の休憩がありましたが、なんと四時十五分から九時半まででした。でもちっとも退屈しない、非日常の芸の深さに魅せられた数時間を過ごせて、限りない幸せでした。本当に何年振りかの顔見世です。現役時代は、今頃は補正予算や来年度予算で頭を悩ませておりました。私は教育行政に携わってきたので、教育予算を一円でも多く取りたい、OECDの中で国家が占める教育費、文化芸術・スポーツ関係費はいつも最下位に近いのです。渋る財務省の役人をみていると、あなたがたのお金ではない、これは国民の税金だ、と居丈高に見える彼らに腹が立って、ストレスをためる時期です。ほっとしている今に限りない至福の時を感じています。

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